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生理前に甘いものが無性に食べたくなる!その理由と改善策とは?

2つのドーナツ 女性の悩み
ユミエ
ユミエ

どうも、生理前のいろんな不調に悩まされているユミエです。

生理前になると何かと甘いものが食べたくなる。お米をたくさん食べたくなる。

そんなことはないでしょうか。

私は毎月そんな感じなのですが、食べたら太ってしまうし、食べないとイライラするし……。そのジレンマの中にいてストレスを感じています。「何か解決策がないものか」と思い学術論文や本、ネットで調べると、納得のいく答えと改善策を発見!ストレスを抑えながら食生活を見直し、「甘いもの欲求」を少し抑えられています。

生理前に甘いものが食べたくなるしくみと、改善策について紹介しますので、少しでも「甘いもの欲求」を抑えたい方はご覧ください!

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生理前に甘いものや米が無性に食べたくなるわけ

人は甘いものを食べると、血糖値が上がることはご存知だと思います。血糖値が高い状態が続くと身体に様々なダメージがあるため、人間にはインスリンという酵素を分泌して血糖値を下げるしくみが備わっています。

しかし、女性は生理開始の1週間前ほどから、女性ホルモンの働きでインスリンの効き目が弱くなります。そのため、いつもの分泌量では血糖値がなかなか下がらなくなります。そこで体は、インスリンをいつもより多く分泌することで血糖値を下げようとします。その結果、血糖値は急降下。なんだかイライラしたり、ソワソワしたりする原因になってしまうのです。

すると今度は、下がり過ぎた血糖値を上げようと甘いものや米を食べたくなります。甘いものや米を摂ることで血糖値は急上昇し気持ちは落ち着きを取り戻しますが、またすぐにインスリンの働きで血糖値が急降下します。

これが生理前に無性に甘いものが食べたくなる魔のしくみだったんです……。血糖値を上げてもすぐに下がるので、また上げようとして甘いものや米を摂る。こんな魔のサイクルが続いてしまうのが生理前なのです。

具体的に何を食べたらいいのか

理由があって甘いものを食べたくなっているのに、無理に抑えるのはしんどいものです。では具体的に、どのように食生活を見直せばよいのでしょうか。

我慢するのではなく、血糖値の上がり下がりがゆるやかになる食べ物を食べることがポイントです。

生理前に食べていいもの、いけないもの
  • ×チョコ・ケーキ・砂糖・果物・ハチミツなど…単純炭水化物の入った食べ物は避ける
  • 〇イモ類・マメ類・麺類・パン類・トウモロコシなど…複合炭水化物を含む食べ物を食べる

参考:知ろう、治そう、PMS(ゼリア新薬工業株式会社)

複合炭水化物は糖への分解に時間がかかるので、ゆるやかに血糖値が上昇します。血糖値はゆっくり上げることで、下がり方もゆるやかになるので、血糖値の乱高下を抑えることができます。

逆にチョコや砂糖菓子、米などはすぐに糖へ分解されていまうので血糖値が上昇しやすい特徴があります。こういった食べ物は避け、イモやマメなどをなるべく少しずつこまめに摂るようにしましょう。こまめに少量を食べることで血糖値が安定し、甘いものを過剰に食べたくなる欲求と、生理前のイライラや不安を抑えられます。

さらに過去の学術論文では、生理前に炭水化物を多く摂ると、精神を安定させる働きのある神経伝達物質「セロトニン」が脳内で増加することがわかっています。

参考:心と栄養を結びつける科学(人間総合科学大学大学院 小林修平 2010年)

食べ物の種類を変えれば生理とうまく付き合えるかも

生理前はなるべくストレスをためたくないものですよね。なので「甘いお菓子を絶対に食べない」という厳しすぎるルールを課すことも良くないと私は思います。

私の場合は「お腹が空いたらまずはナッツを食べる。そのあとなら、チョコを食べてもOK」というゆるいマイルールにするだけで無理なく続けられています。この記事を書いている今は、ちょうど生理開始の1週間前なのですが、今のところ甘いもの欲求を抑えつつ、イライラや不安が減っている気がしています。

今からでも少しずつ食生活を変えれば、劇的な変化は難しくても、少しずつ変化を感じられるかもしれません。無理なく続けてみてはいかがでしょうか。