わたしって、このままでいいのかな…。この選択は正しいのかな。誰でもそう悩むことはあると思います。
なぜなら、後悔しない生き方をしたいと思っているからではないでしょうか。
子供の頃はそんなことも考えず、目の前のやりたいことに熱中できていたはずです。しかしいつしか、自分の本当にやりたい事を優先するよりも損得を考えて動くことが増え、後悔しない生き方から遠ざかっているかもしれません。
今からどうしたら、後悔しない生き方ができるのでしょうか。今回は、あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピーを読んで学んだ、後悔しない生き方についてお伝えしようと思います。
- 何をしたら自分が喜ぶのか
- 今の選択が本当に正しいのか
それに悩んでいる方は、ちょっとだけお付き合いいただければお役に立てるかもしれません。
自分の本心がわからなくなった
まず、わたしがこの本を読んだ理由についてお話させてください。
実はわたし自身、後悔しない人生を歩めてるのか、自分がやるべきことが何なのかわからない状態でした。正確には、「でした」というより、今も完全にはわからない状態ですが(笑)
とくに仕事については、自分の選択にいつも自信を持てずにいました。
今までなんとなく、もっと稼げるようになりたいとか、スキルアップの勉強をした方がいいとか、他人から見てかっこいい自分になることを目指した選択をしてきたからです。
もちろんそれは本心ではないので、この選択が自分にとっての本当の幸せなのか疑問に思うことがありました。
パートから正社員になって以前より稼げるようになったはずなのにつらかったり、必死に仕事の勉強をしても充実感を持てなかったり。
いったい、どんな選択をしたら自分は満足できるんだろう
自分のことなのに、自分でもわからなくなっていました。
このままの生き方じゃ、なんだか絶対後悔するような気がする!
そう感じて、人生で何を大切にすれば「あーよかった」と思って死ねるのか、ちゃんと向き合わないといけないと思ったんです。
この本を読めば何かヒントをもらえるかもしれない。
そう思ってこの本を手に取りました。
死をイメージすると本心が見えてきた
この本は、自分の死ぬ瞬間を鮮明に想像することから始まります。
死ぬ瞬間を鮮明に想像すると、
- 自分は自分の人生をどう感じているのか
- 後悔があるのかないのか
- 本当はどうしたかったのか
本音に近いことを言葉にしやすくなります。
あー、稼ぐこととか仕事で成功することとか気にしないで、没頭できるような楽しいことをもっと本気でやればよかったー!
これは、わたしが死ぬ瞬間に言葉にしたことです。
死ぬ瞬間は走馬灯のように思い出を回想するといいますが、死ぬ瞬間をイメージしたときも今までの人生を回想しました。
回想中は、一生懸命、自分の価値を上げようと頑張ってるわたしがいました。
とにかく仕事で結果を出して、将来も使えるスキルを身につけて、お金に困らないようにしたい。こんなことばかりを考えて走っているわたしがいました。
楽しいと思えることに時間を使っていたら将来後悔する。そんな気がして、楽しいことより仕事を優先していました。
そして、いよいよ死が訪れた瞬間。
自分の人生はどうだったんだろう。
楽しかったかな。
充実感がなかったわけじゃないけど、もっと無意味でただ楽しいだけの時間も過ごしてみたかったな。
子供の頃みたいに、虫を観察したり、絵を描いたり、友達と他愛もないことにゲラゲラ笑ったり。そんなことをもう少し楽しめばよかった。
こんな後悔があったんです。
本当のわたしは、有益じゃなくても楽しいことをしたかったんですね。
子供の頃は「楽しい」や「わくわく」を優先していたのに、いつの間にか「楽しんじゃいけない」「有益なことを積み重ねないと置いていかれる」と思ってることに気づいた瞬間でした。
楽しいことを優先したっていい!
楽しいことを優先したっていいんだよ!
これからは、楽しいことを後回しにしてきた自分に言い聞かせてあげたいと思います。
仕事の勉強ももちろん大切です。でも、今後は暇を見つけては勉強する習慣をやめようと思います。
あらかじめ決めた時間だけ勉強したら、習い事やイベント、趣味をめいっぱい楽しむ。これがわたしにとって、後悔しない生き方だと信じてみようと思います。
この本で引用されていた、伊坂幸太郎さんの言葉がとても心に残ったので最後にご紹介します。
あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?
あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 名言セラピー
この言葉を知って、今やりたいことを優先しない今の生き方は、自分が80歳まで生きるつもりの生き方なんだと思いました。
でも、もし明日死ぬとしたら……?
今本当にやりたいことを優先して生きられるかもしれません。
この本は、
- 後悔のない人生とは何か
- 理想の人生とは何か
- 自分の人生を何のために使うのか
- 本当はどうしたいのか
について、27個の質問に答えながら見つけられる本です。
いつ死ぬかわからないからこそ、後悔しない生き方をするために何を大切にすべきか、向き合ってみてはいかがでしょうか。