わたしの考えなんか発信して意味あるのかな?
Twitterやブログで発信をしていると、こういう思考に悩まされて、本音の発言ができなくなっている気がします。
でも、発信するからには誰かにとって意味のある内容を発信したいものですよね。
どうにか意味のある発信をしたいと思い読んでみたのが、フリーライターの「いしかわゆき」さん(@milkprincess17)の著書『書く習慣』です。
いしかわさんがTwitterやブログで発信すると、何気ない投稿でも100を超えるいいねがつくので
もしかしたら、この本に魅力的な発信のノウハウが書いてあるかも!
そう思って読んでみました。
しかし、読了した今はノウハウとかより大事なものに気づかされ、心がほっこり。
もっと自由に発信していいんじゃん!
そんな風に思えて、肩の力が抜けたのです。
もし自分の発信に自信を持てない方は、書くことのハードルが下がり、楽しんで発信できるようになるかもしれません。
今回は、私がこの本の中らから、特に勉強になった内容や気づいたことをみなさんに共有したいと思います。
正解は自分で決めていい
正解は、そうやって自分で決めていいのです。
『書く習慣』いしかわゆき著 クロスメディア・パブリッシングより引用
この本の冒頭で驚かされた一文です。
何気ない一文ですが、「よい発信とはなんだろう」と模索してきた私にとって、肩の力が一気に抜ける一文でした。
文章には正解はありません。どんな文章が人の心を惹きつけるのか、発信してみないとわかりません。
だからこそ、「正解を追うのではなく、自分が正解だと思うものが正解なのだ!」と思ってしまった方が楽しく書けるし、本音で書けるから臨場感が生まれ、人を惹きつけるのかもしれません。
普段の出来事も誰かにとっては価値がある
自分にとっては意味のない文章だって、誰かに喜ばれる可能性を秘めているのです。
『書く習慣』いしかわゆき著 クロスメディア・パブリッシングより引用
この一文も、わたしの凝り固まった概念を壊してくれる一文でした!
自分の日常の出来事で、誰かの役に立つようなことなんてないな…
有名でもない私の発言なんて興味ないだろうし…
普通はこんな風に考えて、発信をやめてしまう人もいるかもしれません。
芸能人や有名人でもない限り、ただの日常を発信しても誰の役にも立たないと思いがちですよね。
でも、自分の経験してきた当たり前の日常は、誰かにとっては当たり前じゃないかもしれないのです。
たとえば、わたしがよく見ているTwitter投稿やブログでは、日常生活の工夫や気づきについて発信しています。わたしが悩んでいる生理前の不快症状や、HSPのことについて「あるある!」「そうやってやればいいんだ!」と思えるような発信をしてくださる人の投稿は、結構気になって見ています。
なので、わたしのような無名な人物でも、日常生活で気付いたことや、工夫したことについて発信すれば、誰かに喜んでもらえる可能性があることに気づけました。
「書く」ことは自己理解につながる
「書く」ことはあなたのモヤモヤに一緒に寄り添ってくれます。
『書く習慣』いしかわゆき著 クロスメディア・パブリッシングより引用
「書く」ということは、誰かのためにすることと思っていませんか?
しかし、筆者は「頭の中にあった思考を文字にすると、自分の思考を目で捉えることができて、思考が整理される」と述べています。
実は「書く」ことは、人のためだけでなく、自分への理解を深めるのに必要なことだったのです。
こんなことにモヤモヤしてたんだ!
書くだけで、こんな具合に自分のモヤモヤに気づけるので、頭の中をお掃除できるのだそうです。
あれ?この方法って、どっかでも見たような……
ちょうどわたしは、マインドフルネスの本を読み終えたとこだったので、「書くことはモヤモヤを解消する」という点に、マインドフルネスのジャーナリングがリンクしたのです。
「書く」ことはジャーナリングそのもの
私が最近読み終えた本、サーチ・インサイド・ユアセルフには、ジャーナリングについて次のように定義しています。
ジャーナリングとは、自分に向けて書くことで自己発見する練習だ。
『サーチ・インサイド・ユアセルフ』 チャディー・メン・タン著 英治出版より引用
つまり、自分に向けて自分の感じていることを紙に書きだすことで、自分の思考に評価や判断をせず客観的に捉える練習です。ジャーナリングを行えば、「心の中にあるのに意識できていないこと」を明瞭化して、意識できるようになります。
ぐるぐるとネガティブな思考を巡らせてしまいがちな人でも、その思考を紙に書き出すことで自分を客観視できるようになります。すると、思考が整理できたり、自然と落ち着けたり、新たな自分を発見したりすることができます。
サーチ・インサイド・ユアセルフで紹介されていたある実験では、失業した人たちに5日間連続で毎日20分のジャーナリングをしてもらったところ、ジャーナリングをしていなかった失業者よりも新しい仕事を見付けた人の割合が高ったそうです。8か月後には、就職率の差が40%にもなったとのこと。
自分の思考を客観視できるようになるだけで、人の行動はプラスに変化するんですよね。
ジャーナリングをした結果…‥
ジャーナリングのやり方はとっても簡単です。時間を設定し、あるテーマについて制限時間がやってくるまで書き続けます。
テーマは何でもいいのですが、「今感じていること」というテーマにすると、自分の思考をリアルタイムで見られるので面白いですよ!
最初のうちはたくさん書けるかもしれないのですが、何を書いたらいいのか悩んで手が止まってしまうかもしれません。そんなときは、「書くことがなくなった、何にも書けない…」のように今感じていることを書き続けます。
ちなみに、わたしのジャーナリング結果はこんな感じです(笑)
あ~。仕事と年末のことで頭がいっぱいなのね。
こんなかんじでに紙に吐き出すことで、頭と心がすっきりします!
ぐるぐる思考が止まらなくなったときは紙が自分の相談相手だと思って、思っていることをぶちまけてみるのもいいですね。
誰かのために自分のために本音で書いてみる!
このブログは、「わたしと同じような悩みを持つ人の心が少しでも楽になれば」という思いで書いてきました。でも、「こんなこと書いていて誰かのためになるのかな」なんて思うこともしばしばあります。
いしかわゆきさんの本から、
自分の経験や思考も、経験していない誰かのためになるかもしれない。
新たな自分を発見するツールになるかもしれない。
そう思えたので、今後も細々と書き続けていきたいと思います。
そして、本から学んだことをアウトプットしたり、思考整理に役立てていければ、楽しみながらブログを書き続けられるような気がしました。
本の力はやっぱりすごい!
私の文章も誰かの役に立っていますように。