「Googleの検索エンジンで上位に表示されるためには、どうやらSEOを知っていないといけない」
そうは思っても、ネットには色んな情報があふれているので、どっから勉強したらいいのかわからないですよね……。
SEOは勉強したらキリがないのですが、基本的な記事作成のステップさえ覚えれば、少しずつレベルアップしていけます。
SEO記事作成で重要なのは、
- 読者が知りたい情報順
- わかりやすい順
を意識した構成作りです。
そこで今回は、ライター歴3年の私が、SEO記事の構成作りに必要な3ステップをお伝えします!
まったくの初心者でも理解できるように、例を出しながら解説していくので、肩の力を抜いて読んでみてくださいね!
SEO記事とはGoogleに評価してもらえる記事のこと
SEO記事とは、検索エンジンであるGoogleが検索者にとって役に立つと判断してくれるように書いた記事のことです。
それではどんな記事がGoogleの検索者にとって役に立つのでしょうか。
あなたがGoogleで検索するシチュエーションを考えるとイメージしやすいかもしれません。
「今年はどんなファッションが流行るのか」
「この食品の添加物は子供の体に悪いものではないか」
「腰を傷めないための筋トレについて知りたい」
など、何かしらの悩みを解決したくて検索していると思います。
つまり、これらの悩みを解決できる内容の記事がGoogleの検索者にとって役に立つ記事であり、SEO記事と言えます。
SEO記事を書くためには構成作りが大切な理由
Google検索者の悩みを解決できればSEO記事と言えますが、やみくもに文章を書いていては評価されません。
検索結果には無数の記事が表示されているので、その中から忙しい検索者に選ばれる記事である必要があります。
そこで必要になってくるのが記事構成です。
記事構成とは、読者が知りたいと思っている情報を知りたいと思っている順番に、わかりやすく書くための地図のようなものです。
目指す場所に読者が迷わずたどり着くための地図を作れば、悩みを解決できて読みやすい記事を書けるようになります。
3ステップでSEO記事の構成作り!
さっそく記事の地図とも言える構成作りを始めましょう!
ここからご紹介する3ステップを実践すれば、初心者でも簡単にSEO記事を書けるようになりますよ!
ステップ1:構成作りの材料を用意しよう!
何を作るにも、材料がなければ作り始められません。
なのでまずは、構成作りに必要な材料である「読者の悩み」をリサーチしましょう!
クライアントさんからSEO記事の案件を受注すると、たいていは検索キーワードをいただきます。
検索キーワードとは、
「ダイエット 簡単」
「ソファー 選び方」
といった、Googleの検索窓に入れるキーワードのことです。
クライアントさんからいただいた検索キーワードで検索する人が「どんな悩みを抱えているか」を考えれば、構成の材料はそろいます。
検索キーワードから読者の悩みをリサーチする方法は、こちらの記事を参考にしてください。
さまざまな角度から読者の悩みを洗い出す方法を書いているので、実践してみましょう!
ステップ2:読者が知りたい順・わかりやすい順に並べてみよう!
ステップ1で、特定の検索キーワードで検索する人の悩みをリサーチできたら、読者が知りたい順にわかりやすく並べていくだけです。
たとえば「ダイエット 簡単」という検索キーワードの場合、
- 仕事が忙しくても簡単にできるダイエット方法を知りたい!
- 簡単に続けられるダイエット方法を知りたい!
- 薄着の季節になる前に痩せるために短期間で効果の出るダイエット方法を知りたい!
- 部位別のダイエット方法を知りたい!
という悩み解決したくて検索しているとします。
この4つの悩みをどの順番に解説すれば、最後まで読んでみたいと思えるでしょうか。
最後まで読んでもらえる順番を考えるためには、簡単にダイエットしたそうな実在する友達か、架空のお友達と、頭の中で会話をしてみるのがおすすめです!
ダイエットを簡単にしたいと思っている友人Aさんの悩みを解決できる方法をあなたが知っているとしたら、どんな順で話すでしょうか?
簡単にダイエットできる方法ないかな
どうして簡単にダイエットしたいの?
毎日仕事で忙しいから、簡単じゃないと続かないんだもん
そうか!それなら、普段の生活の中にダイエットを取り入れるといいよ!
(仕事が忙しくても簡単にできるダイエット方法の提案)
なるほどね!それなら忙しくても続けられそう!
でも、なかなかピンポイントに痩せるって難しいよね……。
お腹と太股のダイエットをしたいんだけど、つらくないトレーニングってある?
たとえば、「夕飯の支度中はお腹をへこませ続ける」とか「歯磨き中にスクワットする」とかどうかな?これならつらくないし、続けられるよ!
(簡単に続けられるダイエット方法と部位別のダイエット方法の提案)
そうだね!でもそれって、夏までに効果出るかな。
できれば、短期間に確実に効果の出る方法を知りたいな…。
じゃあ、筋トレだけじゃなくて、食事にも気を付けるといいよ!
脂肪の少ないササミとかヒレ肉を食べたり、便秘を解消する食物繊維を摂ったりするといいよ!
(短期間で効果の出るダイエット方法の提案)
それなら簡単だし、続けられそう!
夏までにダイエットがんばるぞ~!
こんなふうに頭の中で会話を進めていくと、どのような順番で説明すれば会話がスムーズに進むかがわかります。
この会話の順番のとおりに組み立てれば、自然と読みやすい構成が完成します!
つまり、
- 仕事が忙しくても簡単にできるダイエット方法の提案
- 簡単に続けられるダイエット方法と部位別のダイエット方法の提案
- 短期間で効果の出るダイエット方法の提案
の順番に記事を書けば良いのです。
ステップ3:構成から魅力的な見出しを考えよう!
ステップ2で作った構成をそのまま見出しにしてもOKです。
しかし、Googleに評価されるSEO記事を書くためには、最後まで読んでもらえるように見出しも工夫をした方がよいでしょう。
Googleの評価には、読者が記事を読んだ時間も関係していると言われているからです。
長い時間をかけて最後まで読まれた記事は、それだけ読者にとって魅力的であったということです。
先が気になる見出しにすれば、読者は自然と見出しの下の本文が気になり読み進めてくれます。
では、どのようにして魅力的な見出しを作ればよいのでしょうか。
わたしが実際におこなっている見出しの作り方をご紹介します。
キャッチーな見出しにする
キャッチーな見出しとは、事実をそのまま伝えるだけではなく、読者の気を引くキーワードを入れている見出しのことです。
たとえば、子供をもつママ向けに、骨に効くサプリメントの魅力について伝える見出しを考えたとします。
「骨の形成をサポートする成分が入った栄養機能食品」という見出しにすると、読者に事実は伝わりますが、なんだかお堅い報告書のような印象になってしまいます……。
これを、
「吸収されにくいカルシウムを簡単に摂取可能?」という見出しにするとどうでしょうか。
さっきと同じように、骨の形成をサポートする成分を含んでいる感じは伝わりますが、「簡単に摂取できる」という言葉が目を引きます。
お!カルシウムって吸収されにくいのに、これを飲めば簡単に摂れるの???
気になる~!
ママたちは、どんな成分が入っているかよりも、そのサプリを飲むとどうなるのかが気になるので、ママたちにとってはキャッチーな見出しとなります。
では、ステップ2で作った構成の中の「仕事が忙しくても簡単にできるダイエット方法の提案」はどうでしょうか?
このままではお堅いイメージなので、私なら「1日5分でできる”ながらダイエット法”」という見出しにします!
仕事で忙しい人は具体的な所要時間を書いてあげると、「お!こんな短時間でいいなら、私もできそう!」と気になります。
さらに、「ながらダイエット法」と気になる造語を入れると、読者の目を引きます。
こんなふうに、読者に応じたキャッチーな見出しを考えてみましょう!
見出しに結論を書かない
見出しにこれから本文で語る結論を書いてしまうと、読者は「この先の本文には、そういう結末が書かれているのね」と感じて離脱してしまいます。
見出しには読者に疑問を残すような内容を入れてあげると、本文を読みたくなる確率が高まります。
たとえば、
「ライターになりたいならクラウドワークスで案件をとろう!」という見出しを見た読者はどんな反応をするでしょうか。
ああ。クラウドワークスで案件を探せばいいのね
と判断し、その先を読みたいと思ってもらいづらくなります。
では、
「ライターになりたいなら、どこで案件をとるべき?」と書くとどうでしょう。
この先には、ライターの案件をとるのにおすすめな場所が書いてあるんだ!
気になる~!
となってくれるかもしれません。
読者の悩みに答える構成を作れば、自然とSEO記事になる!
SEO記事と聞くと、なんだか難しそうに感じますよね。
でも実は、読者の悩みを的確に把握し、悩みに答える記事こそがSEO記事なのです。
発注者から与えられたキーワードから読者の悩みをリサーチし、それを元に構成を作れば、自然とSEO記事になります。
構成は記事の地図なので、構成ができれば、あとは本文を埋めていくだけです。
途中で道に迷わずに、最後まで書ききることができます。
これからSEO記事を書こうと思っている方は、ぜひ下の記事で読者の悩みを洗い出すトレーニングをしてから、この記事の構成作りの3ステップを試してみてください!
SEO記事の未経験者から、SEO記事のライターへと一歩前進しましょう!