子供が幼稚園や学校から帰ってくるまでの4~5時間くらいの間だけ仕事がしたい人は多いはず。
でも……。HSS型HSPの人は好奇心はあるのに人に気を遣いすぎで疲れてしまい、なかなか会社やお店で働き続けるのが難しいんですよね。
そんな私もHSS型HSPなので、組織で働けないなら、ずっと旦那のお世話になるしかないのかと悩んでいました。
でも働き方って実はたくさんあるんです。HSS型HSPの人はフリーランスという働き方なら、無理なくいきいきと働けるかもしれません。
この記事では、HSS型HSPがフリーランスで働くべき理由と、おすすめの職業についてお伝えします。
HSS型HSPの人が企業で働くのがつらい理由
HSS型HSPには、以下のような特徴があります。
こんな特性があるため、HSS型HSPの人が企業で働くと飽きてしまったり、人に気を遣いすぎて疲れたりして仕事が続かないことが多いようです。
そんな私も、HSS型HSPの一人。
大学院で植物の研究をしたあと研究者になることなく、IT企業に就職してプログラマーになり、結婚・出産後はライターをしています。
こんな感じで、私は好奇心旺盛で飽き性なため、職業を転々としてきました。飽き性なだけでなくHSP的な繊細な部分もあり、企業で働くことに疲れてしまっていたんです。
私って弱すぎ。社会不適合者なのかな……
こんな風に落ち込んでしまったんです。
しかし現在は、そんな私が自分を責めることなく自分らしく働ける方法を発見。それがフリーランスという働き方でした。
なぜHSS型HSPの主婦にはフリーランスがおすすめなのか
私は現在、フリーランスという働き方をして5年目になります。月の収入は週3日、1日5時間働いて5万円前後です。私の職種は高収入ではないですが、とても自分のペースに合っていると感じています。
私が合っていると感じた点は次のとおりです。
納期を守れば自分のペースでできる点や、在宅でできる点、飽きずに続けられる点が、HSS型HSPの人に合った働き方だと感じています。
フリーランスにはデメリットもある
な~んだ!フリーランスってHSS型HSPにいいことしかないじゃん!
さっそく始めよう!
こんな風に感じた方はすみません……。どんな職業でも楽な仕事はないように、デメリットもそれなりにあります。
次のようなデメリットも頭に入れつつ、自分に合っていそうか考えてみてくださいね。
特に私がよく悩むのは、収入が不安定な点です。
クライアントさんの予算確保が難しくなり、報酬が減らされてしまうことや、契約解除されてしまうこともあるんです……。
安定した収入が必要な方は、リスク分散のために複数のクライアントさんと契約する必要がでてきます。するとマルチタスクになりすぎて、逆にHSS型HSPの人にとってつらい働き方になってしまいますので要注意です。
収入は目標を持つ程度で、「隙間時間に少しでも稼げればいいな」と思っている方には向いているかもしれません。
HSS型HSPの主婦がフリーランスを始めるなら何がいい?
プログラマーやWebデザイナーなど、何か手に職がある人は、そのスキルを生かすべきでしょう。どちらも在宅で自分のペースでできるからです。
私には何のスキルもないから、フリーランスなんて夢のまた夢……
そんな風に思った方も落ち込まないでください。ライターなら未経験から誰でも始められます。
私も未経験から始めたのですが、今では外でパートをしている人と同じくらいの収入を得られるようになっています。
私がライターを5年続けてきた中で、ライターに向いていると思った人はこんな人です。
すべてに当てはまらなくてもOKですが、HSS型HSPの人は当てはまる項目が多いのではないでしょうか。
でも私、文章がうまいとは思えないんだけど……
そんな方も安心しくてください。ライターは文章を上手に書けるよりも、わかりやすく説明できることが大切だからです。
それよりもさらに大事なのは、「納期を守れること」と「書くことが苦でないこと」です。
納期を守るなんて当たり前のことじゃない?
私もそう思いますが、ライターの世界では納期を平気で破る人がたくさんいます。納期を守れるだけでも、クライアントさんから信頼され継続依頼をしてもらえるようになると言っても過言ではありません。
私はWebメディアのディレクション(メディア運営の責任者)をしていたことがあったのですが、納期を守れない人には本当に困りました。何も連絡もなしに納期を平気で破る人は信頼できなくなり、契約を解除したこともあります。
文章をうまく書けるか不安という方も、納期を守るのは当たり前と思えた場合は、ライターを目指してみてはいかがでしょうか。
はじめはお小遣い程度しか稼げないのですが、仕事を積み重ねていくうちにスキルが身に付き収入も少しずつ上がっていきます。
フリーランスライターになるには何から始めればいいの?
できるかわからないけど、私もライターにチャレンジしてみたい!
そう思った方は、次の手順でお仕事をステップアップしていくとスムーズに始められます。実際、私もこの方法で仕事を探してきたので安心してください。
各ステップについて、1つずつ説明します。
1.クラウドワークスに登録してタスク形式の案件からこなす
クラウドワークス とは、ライティングのお仕事だけでなく、Webデザイン・プログラミングなどのWeb上のお仕事を依頼したり受注できるサービスです。
まずはクラウドワークスに登録し、タスク形式の案件からトライしてみましょう。タスク形式とは、クライアントさんが用意した質問事項に対して答えるだけの単発案件です。
たとえば、「商品Aに関する体験レビューを300文字以内で書いてください」「あなたの嫁姑問題について聞かせてください」など、少ない文字数で答えるだけの案件などがあります。
報酬は1件10円や300円などかなり少ないですが、テニスの壁打ち練習のように文章を書く練習になります。
2.タスク形式の案件を成果として案件に応募する
タスク形式の案件で文章を書くハードルが下がってきたら、今度はプロジェクト形式の案件に応募してみましょう。
プロジェクト案件は誰でも参加できるわけではなく、実績を評価され採用された方のみ参加できる案件です。
ハードルが高いと感じるかもしれませんが、タスク形式の実績を提示したり、趣味や今までの仕事のスキルなどを提示すると採用されやすくなります。
3.ママワークスやマイナビバイトで仕事を探す
クラウドワークスのプロジェクト形式の案件に慣れたら、ママワークスやマイナビバイトへ登録してみましょう。クラウドワークスでの実績を提示できるようになるので、採用されやすくなります。
クラウドワークスのライティング案件は1文字1円以下の案件が多いのですが、ママワークスやマイナビバイトでは1文字1円以上の仕事が多く、時給制の案件もあるので収入を上げやすいのがメリットです。
また、「未経験OK」という案件もあるので、クラウドワークスで実績を積む段階をパスして働き始められる場合もあります。未経験OKとしている仕事はイチから教えてもらえるので、収入アップだけでなくスキルアップもできる効率的な方法です。
HSS型HSPの主婦にはマイペースに刺激を受けられるライターがおすすめ
ライターは基本的に在宅で完了できるため、人に会うことなく基本的にはチャットでやりとりをして案件が終了します。誰かに監視されたり、誰かの機嫌が気になったりする人にはおすすめの働き方です。
もし適度に人に会って刺激を受けたい場合は、インタビューライターがおすすめです。初めて会う人から様々なことを聞けるので良い刺激になり飽きづらい仕事です。
ちなみに私はオンラインでインタビューをして刺激を得たり、IT・環境・商品紹介など様々なジャンルの記事を書いて知的好奇心を満たしています。
子供が幼稚園や学校から帰ってくるまでの時間で、HSS型HSPの気質をいかしながら働きたい方は、フリーランスライターを目指してみてはいかがでしょうか。