好きな時に好きな場所で仕事ができるため、人気の高いWebライターという職業。確かに自由がきく職業ではありますが、正しいスキルを身に付けるのは難しく、なかなか収入が上がらず諦めてしまう人が多いのも事実です。
しかし、スキルアップして品質を高め効率よく執筆ができれば、おのずと収入も上がります。
ではどのようにしてスキルアップを目指せば良いのでしょうか。
ライター歴4年の私が、これまでに悩みながらもスキルアップしてきた経験をもとに、スキルアップ術をまとめてみました。独学か講座の受講で悩んでいる人は、参考にしてみてください。
最後には、私が経験して最も効率のよかったもご紹介します!
そもそもライティングスキルって何だろう
ライティングスキルを身に付けたいと思っても、そもそも具体的にどんなスキルが求められるのでしょうか。私が必要だと思うスキルについてまとめてみました。
【必要だと思うライティングスキル】
調査
情報を取捨選択できること
構成作り
最後まで飽きさせない構成が作れること
執筆
- 誤字脱字がなく、文法が正しく使えること
- 難しいことをわかりやすく伝えられること
- 正しい根拠のもとで主張していること
- 読んでいてリズムが良い文章が書けること
などなど。
ライティングスキルは、文章を書くスキルだけでは足りないんです。
むしろ私は、書くスキルよりも調査や構成作りのスキルが重要だと考えます。調査・構成作りがライティングに必要な時間の8割ほどを占めるからです。
このスキルを正しく身に付ければ、クライアントから重宝されライティングに必要な時間も短縮できるので、収入UPにつながると考えます。
では、ライティングスキルはどのように学習して身に付ければよいのでしょうか。
基礎固めだけは講座での学習がおすすめ
ライティングの学習方法は、いろいろあります。
- 本やブログ記事を読む
- 仕事で文章添削してもらう
- 自分のブログを作って書いてみる
- ライティング講座でプロから学ぶ
私はどれも実際にやってみましたが、基礎固めだけは独学ではなく、ライティング講座でプロから学んでおくべきだと思いました。
なぜ独学では難しいのか
独学は自分のペースで続けられる点や、コストを抑えやすい点がメリットと言えます。
しかし、私の場合はこのようなデメリットも感じていました。
- 何から勉強したらいいかわからない
- 興味のあることの勉強に偏る
- この勉強法で正解なのか確信が持てない
- わからないことを質問できない
- 人から添削を受けられないから文章の癖を直せない
- 読者を引き込む記事作りのコツがわからない
- いつまでも執筆スピードが上がらず収入UPできない
一番悩んだのは、執筆スピードが上がらないことです。1記事書き上げるまでに膨大な時間を要していたので、当然収入UPも難しい状態でした。
ライティング講座を受けるメリット
ではなぜ私がライティング講座での学習を勧めるのか。
それはずばり、正しく基礎を身に付けられるので、正しいスタート地点に立てるからです。
講座ではプロからライティングの基礎を体系的に学んで、わからないことは質問し、プロの添削を受けられます。正しい基礎が身に付いていれば軸ができます。基本となる軸があれば、あとから本やブログなどで知識の肉付けができて効率的にスキルアップができるのです。
もちろん、独学で基礎を身に付けることも可能です。しかし、情報収集から執筆までを通してどのように進めていけば良いか、全体像をプロから学んでおいた方が成長が速いと感じました。
記事の品質を上げつつ効率よく執筆して収入を上げるなら、講座でプロからライティング技術を学ぶことが近道です。
しかし、ライティング講座は世の中にあふれていて選ぶのが難しいものです。次の章では、私が今まで3種の講座を受けた中で、最もわかりやすく、実践しやすいスキルが身に付いた講座をご紹介します。
私がおすすめするライティング講座
私がこれまで受けてきたライティング講座は3種類です。
そのうち、編集プロダクションの株式会社YOSCAが運営する「あなたのライターキャリア講座」は、私に一番合っている講義スタイルと内容でしたのでご紹介します。
「あなたのライターキャリア講座」とは
編集プロダクションYOSCAが、ライター育成のために開講している講座です。
↓講座のHPはこちら↓
講座を聞くだけでなく、編集経験が豊富なYOSCAのプロ編集者から全5回の添削を受けられます。基礎固めや文章の癖の修正をしたいという、駆け出しライター向けの講座です。
講座は全10回。書き方が学べるだけではなく、情報収集の方法や読まれる記事の構成設計、執筆方法、記事の見直し方法、営業と仕事獲得の方法など、ライターとして活動していくために必要なスキルを全般的に学べる内容です。
全10回の講座の内容
第1回 オリエンテーション/読者の期待と記事の目的
第2回 論理とは/論理を疑う/MECEという思考
第3回 情報収集/情報の分類/ロジックツリー/主張の選定と論理への変換
第4回 伝える順番の重要性/記事の目的と伝える順番の関係/没入度と感情曲線
第5回 没入度を高める6つの感情/実践で使える9つの「文章の型」
第6回 文章構成とは/文章構成作りの4つの手順
第7回 執筆時の心構え/文章表現の10個のチェックリスト/SEOライティング
第8回 読者の目線で見直す3つのポイント/感情を強める表現技法/炎上が起こる仕組み
第9回 読者が抱く疑問/読者の疑問を見つける3つの問い/読者によって異なる問い
第10回 ライスワークとライフワーク/インサイトマップ/ライフプランの設計
補講(自学自習)『ライターの営業と仕事獲得マニュアル』(動画90分超、スライド100余枚)
あなたのライターキャリア講座HPより引用
他のライティング講座と違うところ
それでは、「あなたのライターキャリア講座」は何が違うのでしょうか。
私がこれまで受けてきた講座とは異なる点や、私がこの講座を選んだ決め手をご紹介します。
プロから添削を受けられる
私が受講してきた講座は、座学で学ぶことが多かったり、添削回数が1回のみだったりする講座でした。
しかし、「あなたのライターキャリア講座」は全部で5回もプロの編集者に添削してもらえる点にひかれました。口コミでも、添削がとても丁寧だと評判だったので、「これで自分の文章の癖が直せる!」と期待できました。
書くだけでない思考力が身に付く
書くスキルを学べる講座は多いのですが、この講座では書く前後の思考力まで学べることが魅力でした。思考力を身に付けることで「読まれる記事作りができるようになる」というキャッチーな言葉にひかれ、私の渇望していたスキルが身に付くと期待。
YOSCAの思考力のトレーニングでは、YOSCAが考案したオリジナルの4つの基礎思考力 「LOPREQ(ロプレック)」を学べます。
値段が安い
他のライティング講座も調べてみたのですが、同じくプロライターから学べる宣伝会議の編集・ライター養成講座 総合コースは、全40回の授業で税込 176,000円…。私の少ない貯金から捻出するには難しい金額だったので、断念しました。
「あなたのライターキャリア講座」は、3カ月の講座で税込49,800円から(オンラインによる対面授業をカットした、動画講義と問題集、添削課題のみのコース)学べるので、私でも手を出しやすい金額にひかれました。
他のコースもあります。
・スタンダードコース 一括払い¥99,800 (12回払いの場合は9,400/月 税込)
最大5名の少人数クラスのコースです。全10回の講義のほか、5回の添削課題、LINEでの学習サポート、オリジナル問題集と盛りだくさんのコースです。1年間のサポートも受けられる
・マンツーマンコース 一括払い¥299,800 (12回払いの場合は¥28,000/月 税込)
全10回の講義がすべて講師と一対一で進行するコースです。
全額返金保証がある
第1回の講義から20日間以内であれば、全額返金を保証してくれる(スタンダードコースとマンツーマンコースのみ。セルフコースでは初回案内から8日以内)という点も大きかったです。
受講してみてから「なんか違った」と思った場合はすぐにやめられて、全額返ってくるのは安心要素でした。
担当講師がずっと同じで講座修了後も1年間サポートしてくれる
全数回の講義形式の講座は、回ごとに講師が変わる場合があります。講師が変わってしまうと、前の講義の質問ができずにモヤモヤしていました。
しかし、「あなたのライターキャリア講座」はずっと講師が一緒。講義全体の質問をしやすく、LINEでも繋がっているので気軽に質問できるのではと感じました。
「あなたのライターキャリア講座」の受講から修了までの流れ
私は「あなたのライターキャリア講座」のHPを何度も見ては、「受講しようかな…。でも、実際の講義の進み方とか課題の頻度はどうなんだろう」と気になっていました。HPには講座の内容や感想は書かれていたのですが、講座全体の流れや雰囲気をつかめなかったからです。
学習内容は有意義でも、全体像がつかめないとなんだか不安ですよね。
なので、ここでは受講から修了までの流れを簡単に把握できるようにまとめています。
私が受講したのは、オンラインで講師が対面授業してくれるスタンダードコースです。2022年4月7日から6月16日(毎週木曜日)までの約3カ月間受講しました。※実施する曜日や時間には様々なパターンがあります
ここからは、受講開始から終了までの流れについて解説していきます。
1.LINE友達追加、専用WEBページに登録
受講開始前までに、専属講師とLINEで繋がります。質問したいことは講座内だけでなくLINEでいつでも質問できます。
講座の動画や資料、問題集の閲覧のために専用WEBページへの登録も必要です。
2.オンライン講座の受講
講座はZoomを使用したオンライン形式です。講師と、私の他に4名の受講者がいて、オンラインで一緒に受講しました。
全10回の講座はあらかじめ作成されている動画をZoom上で観るスタイルでした。動画観るだけ?と最初は不安でしたが、動画をセクションごとに止めて、講師が補足をしたり、詳しく解説してくれたりしました。
また、動画で学んだことを即実践するワークショップも行うのですが、他の受講生の考え方も学べるので新たな発見もありました。ワークショップは内容によって回答が難しく、自信なさげに回答したこともありましたが、講師の方が褒め上手の方だったので楽しみながら参加できました。
3.問題集や課題を取り組む
講座を受けたあとは講師からLINEメッセージが届き、
- 今日の講座の振り返り
- おすすめの本・WEBサイトの紹介
- 問題集・課題のお知らせ
をしてくれます。
問題集で講座の復習もできるので知識を定着させやすく、不明な点はLINEでいつでも講師に質問できるのがありがたいです。
課題は、2回の講座に1回くらいのペースで出題されます。5回の課題は、ニュース記事、解説記事、取材記事など、様々な形式で出題されるので、さまざまなジャンルの記事の執筆トレーニングができました。
講座を受けてみてライティング技術は向上したか
3カ月間の受講で、果たして私のライティングスキルは上がったのでしょうか。私なりに結果をまとめてみました。
5回の添削を受けることで、文章の癖をしっかり把握できた
全5回の課題は、ニュース記事、解説記事、インタビュー記事など、あらゆるジャンルの記事執筆が出題されるため、さまざまなライティング案件に対応できる基礎が身に付きました。
しかも、口コミどおり添削がものすごく丁寧でした。修正方法の提案や、なぜその修正が必要かまでわかりやすくコメントしてくださったので、課題をこなすごとにどんどん改善できました。
また、修正提案だけでなく、私の文章の良い部分についても解説してくださったので、自信につながりました。
執筆時間の短縮ができた
読者のニーズに合った必要な情報を整理する方法を学んだことで、無駄な調査が減り、調査時間の短縮に繋がりました。
また、調査した情報を元に構成を細かく作り込むスキルを身に付けられたので、執筆は肉付けのような感じで一気に書ききることに成功!結果的に執筆スピードは2倍くらい速くなりました。
読まれる記事の設計方法が分かった
読者の感情をコントロールできる記事構成の作り方がわかったので、興味を引き続け最後まで読んでもらえる記事作りに気を配れるようになりました。
やはりタイトルと導入文は一番重要だと再確認。本文を読もうと思えるタイトルと導入文の工夫についても、添削で学習できました。
ライターとして活動するならプロの講座で基礎を取得しよう
やみくもに記事を書き続けるだけでは、正しいライティングスキルを身に付けることは難しいものです。
「ライターとして活動してみたい」
「すでにライターとして活動してるけど、スキルアップして収入を上げたい」
という人は、プロ編集者から学べる「あなたのライターキャリア講座」を受講してみてはいかがでしょうか。効率よく執筆する方法や、ライティングに必要な思考力を身に付けられ、執筆スピードアップが期待できます。
これからライティングを始める人は、専属講師の付く「スタンダードコース」で始めた方が手取り足取り教えてもらえるので身に付きやすいと思います。ある程度ライティングには慣れていて、さらにレベルアップしたいという場合は、セルフコースでも十分だと感じました。
ライティング講座でプロから基礎知識を学び、クライアントから感謝され、読まれる記事をどんどん納品できるライターになれるようにスキルアップしていきましょう!